Raspberry Pi 3 Model B+ を購入 |
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2018年6月3日 |
3月14日にイギリスで発売となった Raspberry Pi 3 Model B+ の総務省技術適合証明手続きが5月17日に完了し、国内でも内蔵のWiFiが使えるようになったようなので早速購入してみることにしました。ネットで安いところを探してみましたが、国内では4,980円+送料とまだ少し高いようです。イギリスのネットショップを検索してみると26.67ポンド(現在のレートで約3,900円)とかなり安い。送料5.5ポンド(804円)を足しても合計32.17ポンド(約4,700円)なのでこのショップ(Primoroni LTD)で買うことにしました。ただし、PayPalで支払ったら4%の為替手数料をとられて合計4,913円になってしまいました。到着まで5〜10日かかるとのことです。 |
2018年6月11日 |
Raspberry Pi の初期設定 |
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2018年6月12日 |
Raspberry Pi 3 Model B+ に Raspbian をインストールする手順を残しておきます。(追記:Raspberry Pi 1 〜 4 も同じ手順) Windows10 パソコンを使って Raspbian を「Download Raspbian for Raspberry Pi」からダウンロードします。次に、ダウンロードした ZIP ファイルを 7-Zip 等の解凍ソフトを利用して展開します。展開すると .img ファイルが現れるので、これをDDforWindows 等でSDカードに書き込みます。これで Raspbian の準備ができました。Raspberry Pi にモニタとキーボード、マウスを接続しSDカードを挿入します。電源は5V2.5Aを推奨しているようですが、電源容量1Aのものでも問題ないようです。電流計を挿入して消費電流を測ってみましたが0.35A程度しか流れていません。電源を入れるとGUIで立ち上がり自動ログインします。起動時間がRaspberry Pi 3Bに比べて早くなった印象です。 まず、「Raspberry Pi 」の設定をします。画面左上の Raspberry Pi アイコンから設定メニューを選び、ロケールの設定、タイムゾーンの設定、キーボードの設定、無線LANの国設定を行い再起動します。これでGUIが日本語表示になり無線LANも使えるようになりました。無線LANは右上のLANアイコンをクリックして受信できている WiFi アクセスポイントを選択しパスワードを入力します。5GHzの WiFiも利用できます。 さらに、Raspberry Pi の設定メニューからインターフェースを選択し SSH を有効にします。その他利用したいインターフェースがあればこれも有効にします。次にシステムを選択しユーザー(pi)のパスワードの変更やホスト名の変更を行い、ブートをCUI に変更します。再起動すると SSH でのリモートログインが可能となります。リモートログインで利用する前にIPアドレスを固定にしておきます。 #vi /etc/dhcpcd.conf interface wlan0 static ip_address=192.168.xx.xx/24 : 割り振るIPアドレス static routers=192.168.xx.xx : ルーターのIPアドレス static domain_name_servers=192.168.xx.xx : DNSサーバがあればこれのIPアドレス 以上で無線LANを使用して Raspberry Pi をリモートログイン利用するための準備は完了です。 root パスワードの変更とユーザーの追加をします。 rootパスワードの変更 #passwd root ユーザーの追加 #useradd -m XXXX #passwd XXXX 追加ユーザーの所属グループを pi の所属グループと同じにします。(追記:2022年以降のRaspberry Pi OSにはデフォルトでユーザー:pi は設定されていません。) #groups pi pi : pi adm diaout cdrom sudo audio video plugdev games users input netdev spi i2c gpio #usermod -G adm,dialout,cdrom,sudo,audio,video,plugdev,games,users,input,netdev,spi,i2c,gpio <ユーザー名> Raspberry Pi のファームウェアとOSカーネルのバージョンアップをします。(必要な場合のみ、通常は不要) #rpi-update #reboot パッケージ情報のアップデートとパッケージのアップグレードをします。 #apt update #apt upgrade 不要なファイルを削除します。 #apt autoremove -y #apt autoclean #reboot 以上で Raspberry Pi 3 Model B+ の初期設定は完了です。 |
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Raspberry Pi に各種パッケージをインストール(nmap ftp ftpd apache2 php) |
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2018年6月13日 |
既にインストールされているパッケージの確認 #dpkg -l ===> nmapのインストール : ポート確認ツール #apt-get install nmap #nmap localhost ===> ftp、ftpdのインストール : FTPサーバ #apt-get install ftp ftpd ffftpなどの FTPクライアントで接続確認します。 ===> apache2、php7.0のインストール : ウェブサーバ #apt-get install apache2 php ウェブブラウザで http://192.168.xx.xx/ を開いてみます。apache2の Default Page が表示されればOKです。 デフォルトのドキュメントルートは /var/www/html となっています。 php のテスト用スクリプトファイルを作成します。 #vi /var/www/html/info.php <?php phpinfo(); ?> ウェブブラウザで http://192.168.xx.xx/info.php を開きます。「PHP Version 7.0.27- ・・・・」の画面が表示されればOKです。 (2019/8/27追記) PHPの最新バージョンは、PHP7.3です。 (2022/11/17追記)PHPの最新バージョンは、PHP7.4です。 次にapache2のベーシック認証が利用できるように設定をします。 ・ベーシック認証の対象ディレクトリー:/var/www/html/htdocs ・パスワードファイル:/etc/apache2/.htpasswd ・設定ファイル:/etc/apache2/conf-available/basic-auth.conf ベーシック認証対象ディレクトリーの作成 #mkdir /var/www/html/htdocs テスト用のHTMLファイルを /var/www/html/htdocs へコピー #cp /var/www/html/index.html /var/www/html/htdocs/index.html .htpasswdの作成 #htpasswd -m -c /etc/apache2/.htpasswd xxxx 続けてログインIDを作成する場合は以下のとおり。 #htpasswd -m /etc/apache2/.htpasswd xxxx ベーシック認証用設定ファイルの作成 #vi /etc/apache2/conf-available/basic-auth.conf <Directory /var/www/html/htdocs> AllowOverride None AuthType Basic AuthName Documents AuthBasicProvider file AuthUserFile /etc/apache2/.htpasswd Require valid-user </Directory> ベーシック認証用ファイル basic-auth.conf の有効化 #a2enconf basic-auth apache2のリロード #service apache2 reload または、#systemctl reload apache2 (2022/11/17追記)ベーシック認証用設定ファイルの場所とファイル名が変更になってました。 ベーシック認証用設定ファイルの作成 #vi /etc/apache2/apache2.conf (または #vi /etc/apache2/sites-available/000-default.conf でもよい) <DIrectory /var/www/html/htdocs> AuthUserFIle /etc/apache2/.htpasswd AuthName "basic" AuthType Basic Require varid-user </Directory> apache2の再起動 #service apache2 reload ウェブブラウザで http://192.168.xx.xx/htdocs/ を開いてみます。ベーシック認証のポップアップ画面が出て、設定したIDとパスワードで認証でき apache2の Default Page が表示されればOKです。 続いて、CGIスクリプトが利用できるようにします。CGIスクリプトを置くディレクトリィーは/usr/lib/cgi-bin 000-default.confの編集 #vi /etc/apache2/sites-available/000-default.conf <Directory "/usr/lib/cgi-bin"> (DocumentRoot /var/www/html の下あたりに追加) Options +Indexes +FollowSymLinks +MultiViews +ExecCGI AllowOverride All Require all granted </Directory> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Include conf-available/serve-cgi-bin.conf (アンコメント) シンボリックリンクの作成 #ln -s /etc/apache2/mods-available/cgi.load /etc/apache2/mods-enabled/cgi.load mime.confの編集 #vi /etc/apache2/mods-available/mime.conf AddHandler cgi-script .cgi (アンコメント) apache2の再起動 #service apache2 restart ディレクトリィー /usr/lib/cgi-bin/ にテスト用perlスクリプト(serverck.txt)をダウンロードして動作確認をします。 #cd /usr/lib/cgi-bin #wget http://www.tonaru.net/download/serverck.txt ダウンロードした serverck.txt ファイルの拡張子を txt → cgi に変更 #cp serverck.txt serverck.cgi #rm serverck.txt serverck.cgi ファイルの属性変更 #chmod 655 serverck.cgi ウェブブラウザで http://192.168.xx.xx/cgi-bin/serverck.cgi を開いてみます。表示されればOKです。 |
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Raspberry Pi に各種パッケージをインストール(postfix dovecot) |
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Raspberry Pi に各種パッケージをインストール(samba) |
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2018年6月15日 |
===> sambaのインストール : ファイルサーバ #apt-get install samba ファイルを置くディレクトリーの作成 #mkdir /home/samba #chmod 777 /home/samba smb.confファイルの編集 #vi /etc/samba/smb.conf 以下を修正または追加 workgroup = HOME (変更) interfaces = 127.0.0.1 192.168.xx.0/24 (変更) bind interfaces only = yes (アンコメント) [public] (これより下追加) comment = public path = /home/samba public = yes browsable = yes writable = yes guest ok = yes guest only = yes sambaの再起動 #service smbd restart Windows PC等でファイルサーバへのアクセスとファイルの読み書きができるか確認をします。 Windowsエクスプローラーで \\<hostname> を入力するとファイルサーバーが表示されます。 Windows10のアップデートで機能更新プログラムをインストールした後、sambaサーバへのアクセスができず、「エラーコード0x80070035ネットワークパスが見つかりません」と表示されることがよくあります。この場合、一旦ネットワークを切断して再接続するか、ネットワークリセット([Windowsの設定]→[ネットワークとインターネット]→[ネットワークのリセット])を行うとsambaサーバへのアクセスが可能となります。 |
Raspberry Pi に各種パッケージをインストール(unbound) |
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2018年6月16日 |
===> unboundのインストール : DNSサーバ #apt-get install unbound unbound.confファイルの新規作成 #vi /etc/unbound/unbound.conf.d/unbound.conf server: interface: 0.0.0.0 access-control: 127.0.0.1 allow access-control: 192.168.xx.0/24 allow local-data: "raspi3.xxxxxx.net IN A 192.168.xx.xx" ・・・・・・・・・・・・ local-data: "xx.xx.168.192. in-addr.arpa PTR raspi3.xxxxxx.net" ・・・・・・・・・・・・ forward-zone: name: "." forward-addr: 8.8.8.8 forward-addr: 8.8.4.4 unboundの再起動 #service unbound restart hostまたはnslookupコマンドで動作確認をします。 正引きのテスト #host raspi3.xxxxxx.net 逆引きのテスト #host 192.168.xx.xx 名前解決ができていれば完了です。 |
Raspberry Pi に各種パッケージをインストール(logwatch) |
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2018年6月16日 |
===> logwatchのインストール : サーバのログレポート #apt-get install logwatch configファイルの作成 デフォルトのlogwatch.conf が /usr/share/logwatch/default.conf にあるので /etc/logwatch/conf へコピーします。 #cp /usr/share/logwatch/defoult.conf/logwatch.conf /etc/logwatch/conf/logwatch.conf logwatch.confの編集 #vi /etc/logwatch/conf/logwatch.conf MailTo = xxxx (メールの宛先、ユーザー名、root等) Detail = Med (情報の詳細レベル、Low/Med/Highを好みで) logwatchの標準出力テスト #logwatch --output stdout /var/cache/logwatch のディレクトリーがないと次のエラーメッセージが出ます。 /var/cache/logwatch No such file or directory at /usr/sbin/logwatch line 643. ディレクトリーを作成します。 #mkdir /var/cache/logwatch 再度、テストします。 #logwatch --output stdout 何も表示されません。 デフォルトの設定では昨日のログを表示しますが、昨日のログが無いようなので今日のログを表示してみます。 #logwatch -range today レポートが出力されればOK 次に、レポートのメール送信テストを行います。 #logwatch --output mail レポートが設定したメール送信先へ届けばOK cronにlogwatchの起動設定がされているので、毎朝06:25にレポートがメール送信されます。 |
Raspberry Pi に各種パッケージをインストール(mrtg) |
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2018年6月16日 |
===> mrtgのインストール : サーバの監視ツール(CPU温度) #apt-get install mrtg mrtgを出力するディレクトリィの作成 #mkdir /var/www/html/mrtg mrtg.cfg の編集 #vi /etc/mrtg.cfg WorkDir: /var/www/html/mrtg (変更) # CPU temperature (以下追加) Target[cputemp]: `cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp|cut -c1-2 && cat /sys/class/ thermal/thermal_zone0/temp|cut -c1-2 && echo && uname -n` MaxBytes[cputemp]: 70 Title[cputemp]: CPU Temperature Log PageTop[cputemp]: CPU Temperature Log Options[cputemp]: gauge,growright,absolute,noinfo,nopercent,unknaszero,integer Unscaled[cputemp]: dwmy YLegend[cputemp]: Temperature ShortLegend[cputemp]: deg-C LegendI[cputemp]: CPU Temp LegendO[cputemp]: CPU Temp Legend1[cputemp]: CPU Temp Legend2[cputemp]: CPU Temp mrtg の起動 #env LANG=C mrtg /etc/mrtg.cfg 警告が出なくなるまで2回起動する。 ウェブブラウザで http://192.168.xx.xx/mrtg/cputemp.html を開いて動作確認をします。 |
Raspberry Pi に各種パッケージをインストール(webalizer) |
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2018年6月18日 |
(追記)webalizerは既に廃止になっています。 ===> webalizerのインストール : アクセスログ解析ツール #apt-get install webalizer webalizerを出力するディレクトリィの作成 #mkdir /var/www/html/webalizer webalizer.conf の編集 #vi /etc/webalizer/webalizer.conf OutputDir /var/www/html/webalizer (変更) Incremental yes (変更) HostName www.tonaru.net (必要あれば変更) DNSCache dns_chache.db (アンコメント) DNSChildren 5 (アンコメント) HTMLHead <META HTTP-EQUIV="content-Type" CONTENT="text/html;charset=UTF-8"> (追加) SearchEngine .yahoo. p= (変更) SearchEngine bing.co q= (追加) DNSキャッシュの作成 #webazolver ログファイルの解析実施 #webalizer -c /etc/webalizer/webalizer.conf /var/log/apache2/access.log.4.gz #webalizer -c /etc/webalizer/webalizer.conf /var/log/apache2/access.log.3.gz #webalizer -c /etc/webalizer/webalizer.conf /var/log/apache2/access.log.2.gz #webalizer -c /etc/webalizer/webalizer.conf /var/log/apache2/access.log.1 #webalizer -c /etc/webalizer/webalizer.conf /var/log/apache2/access.log ウェブブラウザで http://192.168.xx.xx/webalizer/ を開いて動作確認をします。 |
Raspberry Pi 3 Model B+ をSSDで起動 |
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2018年6月18日 |
Raspberry Pi をサーバとして長期間連続使用する上で、microSDによる運用は信頼度面で不安があります。このため、メインディスクをSSDに変更することにしました。 最初に、ファイルシステムをSSDに切り替える前にSSDのトラブル等に備えmicroSDでの起動に必要な cmdline.txtファイルを他のPCなどを利用してバックアップ・コピーしておきます。次に、microSDをRaspberry Piに戻して Raspbianを起動し、SSDをSTA-USB変換アダプターを介して接続します。 SSDのID確認 #fdisk -l 「/dev/sda1」などと表示されます、 SSDのフォーマット #fdisk /dev/sda /dev/sda1にLinux(83)を設定 #mke2fs -j /dev/sda1 #e2fsck /dev/sda1 SSDをアンマウント #umount /dev/sda1 ファイルシステムのコピー #mkdir /tmp/usd /tmp/ssd #mount /dev/mmcblk0p2 /tmp/usd #mount /dev/sda1 /tmp/ssd #(cd /tmp/usd;tar --backup -c *)|tar -C /tmp/ssd -xv 起動時のファイルシステムのパーテション変更 #mkdir /tmp/boot #mount /dev/mmcblk0p1 /tmp/boot cmdline.txt の編集 #vi /tmp/boot/cmdline.txt root=PARTUUID=9c21e37e-02 を root=/dev/sda1 に変更 ( PARTUUID=9c21e37e-02)などマシンによって異なる メモリー内データを同期して再起動 #sync #reboot これでSSD起動します。念のためディスクの空き容量を確認しておきます。 #df なお、SSDのトラブルなどで Raspberry Pi が起動しなくなった場合、保存しておいた cmdline.txtファイルを他のPCでmicroSDへ上書きするか、エディタで元の内容に書き戻せばmicroSDにて起動することができます。 |
動画ストリーミング MJPG-Streamer |
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2019年8月28日 |
動画ストリーミングソフト MJPG-Streamerをインストールしてみました。 USBカメラは手持ちのロジクールのC270を使用します。まず、MJPG-Streamerに必要なパッケージをインストールします。 #apt-get install subversion libjpeg-dev imagemagick MJPG-Streamerのソースコードを取得します。 #cd home/pi #svn co https://svn.code.sf.net/p/mjpg-streamer/code/mjpg-streamer mjpg-streamer #cd mjpg-streamer ソースコードをgccでコンパイルします。 #make 次のエラーメッセージが出てコンパイルに失敗しました。 make: *** [<ビルトイン>: utils.o] エラー 1 Raspverry Pi のOSは、Raspbianの最新OS Busterです。試しに、古いOS Raspbian Stretchをインストールしている別のRaspberry Piでは問題なくコンパイルできました。 原因調査に時間がかかりそうなので、Raspberian Stretch OSを使用しているマシンの/hone/pi/mjpg-streamer配下ににあるすべてのファイルをBusterのマシンに丸ごとコピーしたら問題なくMJPG-Streamerが動作したのでこれを利用することにしました。 コンパイル済のファイルをFTP等で転送しMJPG-Streamerをインストールします。 #cd /home/pi/mjpg-streamer #make install (追記)その後、よく調べてみたらコンパイル時に utils.o ファイルが見つからないようです。 Raspberian Stretch OS マシンの /home/pi/mjpg-streamer 配下に utils.o ファイルがあったので、それをコピーして持ってきたらコンパイルが正常に終了しました。 MJPG-Streamerの起動スクリプトを作成します。 #vi start-mjpg.sh #!/bin/sh PORT="8080" SIZE="960x720" FRAMERATE="15" export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib /home/pi/mjpg-streamer/mjpg_streamer -i "input_uvc.so -f $FRAMERATE -r $SIZE -d /dev/video0 -y -n" -o "output_http.so -w /usr/local/www -p $PORT" -b MJPG-Streamerを起動します。 #sh start-mjpg.sh ウェブブラウザでhttp://アドレス:8080/で表示されればOKです。 Respberry Piを起動したときに自動でMJPG-Streamerを立ち上げるには、/etc/rc.localに以下の記述を追加します。 #vi /etc/rc.local sh /home/pi/mjpg-streamer/start-mjpg.sh MJPG-Streamerのスナップショット(静止画)をウェブ上に残すために、以下のスクリプトを作成します。 # vi /home/pi/snapshot.sh #!/bin/bash FILENAME=`date +%Y%m%d%H%M` wget -O /var/www/html/webcam/$FILENAME.jpg http://192.168.0.**:8080/?action=snapshot #mkdir /var/www/html/webcam crontabに登録 #crontab -e MAILTO="" 1-59/5 * * * * sh /home/pi/snapshot.sh 以上で5分毎のスナップショットが記録されます。 |
監視カメラのパン・チルトをサーボモーターで制御する雲台の製作 |
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2019年9月1日 |
MJPG-Streamerで動画ストリーミングを行っていますが、カメラの向きが固定で使い勝手が悪いため、安価なサーボモーターを利用してパン・チルトを遠隔で制御できる電動雲台を製作してみました。 ネットで検索してみると、サーボモーター:SG90、SG90用雲台:A838、サーボモーターコントローラー:PCA9685を利用した電動雲台の記事がたくさん出てきます。これらの機材をAmazonで調達し組み立ててみました。プログラムはネットからダウンロードしました。最初、木材を加工した箱の中にコントローラーを納めて箱の上に雲台とUSBカメラを設置しましたが、サーボーモーターを動かしたとき、雲台を設置した箱がひっくり返ってしまうので鉄のアングルを組み合わせて重たくしました。 Raspberry PiからサーボコントロールのためのI2C信号線を引き出しているので、気圧、温度、湿度計測用のセンサーAE-BME280も箱の上に取り付けました。 |
Raspberry Pi 起動不能 Karnel Panic |
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2019年10月17日 |
監視カメラに使用していたRaspberry Pi のアップデートをしていたところ、パッケージの更新中にエラーが出て アップグレードに失敗しました。そこで、Raspberry Pi をリブートしたところ起動できなくなりました。起動の途中 にKarnel Panickのエラーが出て先へ進みません。一部のファイルがクラッシュしたようです。 SDカードを他のLinuxマシン(Debian)にUSBカードリーダーを介して接続し、fsckを実行してファイルシステム の修復を試みてみました。 SDカードがどのデバイスとして認識されているか調べます。 #ls /dev USBカードリーダーを抜き差ししてデバイス名を比較すると、sdg1とsdg2が認識されました。 fsckを実行します。 #fsck -af /dev/sdg1 #fsck -af /dev/sdg2 エラー修正があれば実行するか否かyes,noを聞いてくるので、ひたすらYキーを押し続けます。 sdg2にエラー修正が大量にありました。しかし、SDカードをRaspberry Pi に戻し、起動してみたら Karnel Panic のエラーが再度出て起動できません でした。お手上げです。OSを再インストールすることにします。 |
Motion動体検知監視カメラ |
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2020年6月20日 |
動体検知で撮影した映像を保存できるMotionを入れてみました。 USBカメラはUVCタイプのものを使用します。 必要なパッケージをインストールします。 #apt-get install motion 映像を保存するための任意のディレクトリーを作成。保存ファイルをウェブからダウンロードできるようにします。 #mkdir /var/www/html/motion/log motionの設定ファイルmotion.confを編集します。 #vi /etc/motion/motion.conf 以下の項目を変更します。 daemon on width 960 height 720 framerate 30 threshold 3000 event_gap 10 target_dir /var/www/html/motion/log stream_localhost off webcontrol_localhost off 自動起動の設定 #vi /etc/default/motion start_motion_daemon=yes Raspberry Pi起動時にmortion起動させます。 #vi /etc/rc.local motion & を一行追加 #motion & にて起動テストします。 http://<Raspberry PiのIPアドレス>:8081/ を閲覧して表示できればOKです。 長時間運用すると録画された映像ファイルが大きくなるので定期的に削除するcronを設定します。 ファイルを削除するスクリプトを作成します。 #vi /home/pi/delete_motionfile.sh #!/bin/bash find /var/www/html/motion/log -name "*.mkv" -mtime +1 -delete exit 0 (注) 「+1」は1日変更がないファイルを削除。半日の場合は「+0.5」とします。 ファイルの属性を変更します。 #chmod 755 /home/pi/delete_motionfile.sh crontab に登録します。 #crontab -e 0 0 * * * sh /home/pi/delete_motionfile.sh |
Raspberry Pi 4 8GB に64bit版OSを入れてみる |
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2020年6月21日 |
Raspberry Pi 4B 8GB が手に入ったので、Raspberry Pi OS の64bit版をインストールしてみました。現時点ではbetaテスト版です。 イメージファイルは、https://downloads.raspberrypi.org/raspios_arm64/images/よりダウンロードします。 現時点での最新ファイルは、 2020-05-27-raspios-buster-arm64.zip です。 ファイルをダウンロードして解凍し、マイクロSDにイメージをコピーすればOKです。 SDカードをRaspberry Pi にセットし電源を入れたら問題なく起動しました。 32bit版の推奨ソフトが入ったものよりパッケージソフトがだいぶ少ないみたいで、日本語入力もできません。 #apt-get install fcitx-mozc を実行し日本語入力が可能になりました。 bata版のためか動作が不安定で、WiFiが時々つながらなくなりrebootしなければならないこともことも時々あります。レスポンス感は32bit版と変わらないようです。使い倒すには正式版がリリースされるまで待った方がよさそうです。 (追記) Raspverry Pi 4をUSBからbootするには以下の確認と設定をします。 bootloaderのバージョン確認 #vcgencmd bootloader_version bootloaderのアップデート #rpi-eeprom-update -a #reboot bootの優先順位確認、設定 #raspi-config 「Advanst Options」 → 「Boot Order」 → 「USB Boot」を選択 |
Raspberry Pi 4 8GB に Ubuntu20.10を入れてみる |
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2020年11月16日 |
Raspberry Pi4 8GB 向けに Ubuntu20.10 64bit Desktop OS がリリースされたのでインストールしてみました。 Raspberry Pi Imager を利用してSDカードにイメージファイルをコピーするだけで準備完了です。SDカードをRaspberry Piにセットし電源を入れるだけで問題なく起動しました。初期設定もRaspberry Pi OSよりもわかりやすいように感じました。 さすがに完成度が高いOSで、使い勝手が非常に良いように思います。SDカードでも結構サクサクと動作しデスクトップパソコンとして十分利用できます。ただ、Buluetoothの動作が不安定で接続して直ぐに切断されます。使用したBluetooth機器はエレコムのワイヤレスキーボードです。いろいろ調査した結果、「bluetooth.service」を手動で再起動すると接続できることがわかりました。 #systemctl restart bluetooth.service そこでOS起動時にこのコマンドを自動実行させることにしました。rc.localに書こうと思ったら、/etc/rc.localがありません。どうやら最近のubuntuにはrc.localがないようですが、ファイルを作成すれば利用できるようなので、新たにファイルを作成し目的のコマンドを記述しました。 #touch /etc/rc.local #chmod 744 /etc/rc.local #vi /etc/rc.local #!/bin/sh systemctl restart bluetooth.service さらに、bluetoothが切断されても自動的に再接続させるように「bluetoothctl」で接続したい機器の信頼設定をしました。 #bluetoothctl >devices >trust xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx #exit #reboot 次にUSB接続のSSDで動作させてみることにしました。 Raspberry PiにSSDを接続しパーティションを作成します。 #lsblk SSDが認識されているデバイスを確認 → /dev/sda1 #fdisk /dev/sda /dev/mmcblk0p2にUbuntuが入っているのでこれをまるごとSSDにコピーします。 #dd if=/dev/mmcblk0p2 of=/dev/sda1 bs=16M conv=noerror,sync SSDのパーティションラベルを変更します。 現在のパーティションラベルを確認 #e2label /dev/sda1 パーティションラベルをUbutuに変更 #e2label /dev/sda1 Ubuntu カーネルコマンドラインのブートパーティションを変更する。 #vi /boot/firmware/cmdline.txt root=LABEL=writable を root=LABEL=Ubuntu に変更 再起動します。 #reboot かなり速くなりました。 micrSDカードなしでUSB接続SSDを起動する方法も試してみました。 Raspberry Pi 4 のboot EEPROMが2020-09-03以降のものであればUSBから起動できるようなので、EEPROMのバージョンを確認します。 Raspberry Pi 4をSDカードからRaspberry OSで起動します。 #vcgencmd bootloader_version 2020-09-03以前であればEEPROMを更新します。 #apt update #apt full-upgrede #reboot EEPROMに書かれているboot orderを確認して、ブート順序を確認します。 #vcgencmd bootloader_config BOOT_ORDER=0xf41 となっていればUSBで起動され起動できなければSDで起動されます。 UbuntuはWindous PCでRaspberry Pi Imagerを利用してSSDにイメージファイルをコピーします。Raspberry Pi 4のUSBに接続するだけで問題なくubuntu20.10が起動できました。 |
Raspberry Pi(64bit) に JTDX をインストール |
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2022年3月10日 |
Raspverry Pi OSの64ビット版が先般正式リリースされたので早速Raspverry Pi 4にインストールしてみました。RaspverryPi Imagerを利用してSSDにOSイメージをコピーするだけなのでインストールはいたって簡単です。Raspberry Pi 4のUSBコネクタにOSイメージをコピーしたSSDを接続し電源ONで直ぐに起動しました。 以前からRaspberry PiにJTDXをインストールして常時稼働のFT8モニターシステムつくろうと考えていたこともあり、今回RaspiOS(64bit)でJTDXを動かすことにトライしてみました。JTDXのダウンロードサイトではRaspverry Pi 64bit版のソフトウエアが未公開なので、ソースコードをダウンロードしてRaspberry Pi上でコンパイルすることにしました。ネット検索すると、「Raspi4にUbuntu20.04LTS+JTDX-rc150+CQRLOG2.4.0+TQSLをインストール」という記事がヒットしたのでこれを参考にJTDXをインストールしてみました。 JTDX本体とJTDXの設定に必要な無線機のライブラリー Hamlibをインストールします。 最初に、コンパイルに必要な各種のライブラリーソフトをインストールします。 #apt update #apt full-upgrade #apt install build-essential cmake automake libtool gfortran pkg-config asciidoc asciidoctor qttools5-dev-toolsqt5-defaultqtmultimedia5-dev libqt5serialport5-dev libudev-devfftw3libfftw3-dev git libhamlib-dev libhamlib-utilsportaudio19-dev libqt5multimedia5-plugins coderay dialog libsamplerate0-dev python3-pip python3-tk python-devpython3-numpypython3-setuptools python3-dev subversion texinfo libfreetype6-dev libgtk-3-dev libgtk2.0-dev libjprg-devliblcms2-dev libtiff5-dev libwebp-dev tcl8.6-dev tk8.6-dev libusb-dev libusb-1.0-0-dev.imagetklibgfortran4libboost-all-devlibqt5webscockets5-dev 上記を実行したところ 「qt-default .imagetk libgforran4が見つかりません。fftw3 は見つからないが代わりにlibfftw3-3 があります。」 とメッセージが出たので、 qt5-default .imagetklibgfortran4を削除し、fftw3をlibfftw3-3に書き換えてライブラリーをインストールしました。 Hamlibをインストールします。 インストール先は、/home/pi 配下とします。 #mkdir /home/pi/hamlib-prefix #cd /home/pi/hamlib-perfix #git clone git://github.com/jtdx-project/jtdxhamlib src #cd src #./bootstrap #mkdir ../build #cd ../build #HOME='/home/pi' #../src/configure --prefix=$HOME/hamlib-prefix 上記はCAT機能を使わない場合です。CAT機能を使う場合はコンパイルオプションを以下のように変更します。 #../src/configure --prefix=$HOME/hamlib-prefix--disable-shared --enable-static --without-cxx-binding --disable-winradio CFLAGS="-g -O2 -fdata-sections -ffunction- sections" LDFAGS="-WL,--gc-sections" #make #vi /etc/ld.so.conf nclude /etc/ld.so.conf/*.conf /home/pi/hamlib-prefix/lib (一行追加) #make install-strip #ldconfig #ldconfig -p | grep libham* JTDXをインストールします。 #mkdir -p /home/pi/jtdx-prefix/build #cd /homr/pi/jtdx-prefix #git clone git://github.com/jtdx-project/jtdx src #cd /home/pi/jtdx-project/build #cmake -D CMAKE_PREFIX_PATH=/home/pi/hamlib-prefix -D CMAKE_INSTALL_PREFIX=/home/pi/ jtdx-prefix ../src #cmake --build . #cmake --build . --target install これでJTDXのインストールが完了しました。 #/home/pi/jtdx-prefix/bin/jtdx でJTDXが起動します。 JTDXのバージョンはv2.2.159でした。2022/3/1 にリリースされた最新版です。 Raspberry Piにはマイク入力端子がないので受信機からの音声信号を取り込むことができません。そこで、USBオーディオ変換ケーブルを利用して音声信号を取り込むことにしました。少し古い機種ですが、BUFFALOのBSHSAU01BKという変換ケーブルが手持ちにあったのでRaspberry Piにつないでみました。ドライバーのインストール無しで問題なく動作しました。 次にJTDXの起動アイコンを作成します。 JTDXのアイコン画像はネット上にあるフリーのアイコン素材を提供しているサイトからJTDXのマークによく似たアイコン素材をダウウンロードしました。 アイコン画像(jtdx.bmp)は/home/pi/Pictureに置きました。 #mkdir /home/pi/Picture desktopファイルを作成します。 #vi JTDX.desktop [Desktop Entry] Type=Apprication Encoding=UTF-8 Name=JTDX Comment=JTDX V2.2.159 Exec=/home/pi/jtdx-prefix/bin/jtd Categories=Network;WebBrowser; Icon=/home/pi/Pcture/jtdx.bmp Terminal=false #cp JTDX.desktop /usr/share/applications/JTDX.desktop #chmod 775 /usr/share/applications/JTDX.desktop #reboot これでJTDXの起動アイコンが作成できました。 |
Raspberry Pi(64bit) でSDRソフトウェアラジオを動作させる |
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2022年3月15日 |
10年近く前にWindows PCでSDRドングル(RTL2832U)とアップコンバータを利用した短波帯の無線受信を実験していたときの機材が残っていたので、これを活用してRaspberry PiでSDRソフトウエアラジオを動作させてみました。SDRドングルはDVT-T+DAB+FMという型番で、アップコンバーター(100MHzアップ)はHF Conv/RTl SDR v1.7という型番です。 ソフトウエアはGqrxというパッケージを使います。 Gqrxのインストール #apt update #apt full-upgrade #apt install gqrx-sdr これでインストールが完了です。デスクトップアイコンも自動で作成されています。 Raspberry PiにSDRドングルを接続して、これが認識されているか確認します。 #lsusb GUI画面でアイコンをクリックしてGqrxを起動し、I/O inputやAudiooptput等の設定を行えば受信可能となります。 受信出力を既にインストールしているJTDXに入力すれば、FT8等のデジタル通信をRaspberry Piのみでモニタできます。Gprxの音声出力(Raspiのオーディオ端子またはUSBオーディオ変換ケーブルのオーディオ出力端子)とJTDXのマイク入力(USBオーディオ変換ケーブルのマイク入力端子)をオーディオケーブルで接続します。受信感度は非常にすばらしく、通常使用しているFTDX101MP+Windows11PCよりも微弱な信号がデコードできていま PSK-Reporterにもレポートできているので、省電力の常時運用モニターとして活用できます。 |
防犯カメラ映像モニター用ソフトウェアのインストール |
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2022年11月7日 |
Amazonのタイムセールで中華製の屋外防犯カメラが4500円で販売されていたいたので試しに買ってみました。DEKCOというブランドの商品で値段の割には機能が豊富です。映像の監視や様々な操作はスマートフォンのアプリ(CloudEdge)でできます。 この製品は Onvif に対応しているので、パソコンで映像監視するには iSpy というフリーのソフトウェアを利用することができます。常時監視するのであれば、Windowsパソコンより
Raspberry Piが電力消費の面で有利なので、手持ちのRaspberrry Pi4にインストールしてみました。 OSはRaspverry Pi OS 64bitです。まず、curlというパッケージをインストールする必要があるようです。 #apt install curl curlは既にインストールされていました。 #bash <(curl -s "https://raw.githubusercontent.com/ispysoftware/agetn-install-scripts/main/v2/install.sh") ソースコンパイルにかなりの時間がかかり、インストール完了までに1時間以上必要でした。 Onvifを利用するには、CloudEdgeの設定画面から「Onvifの設定」を開いてパスワードを設定しOnvifを有効にします。 iSpyはウェブブラウザ上で起動します。ウェブブラウザを立ち上げて、http://localhost:8090/を開けばiSpyの画面が出てきます。Onvif設定画面で必要な設定を行えばOKです。 |
2022年11月27日 |
以前、GooglrChartを使用して温湿度、気圧センサーBME280のデータをWeb画面に表示するシステムを構築していましたが、残念ながら2019年にGoogleChartのサービスが終了しシステムが動作しなくなりました。このため、別の方法で再構築することにしました。Webで検索したところ、「MBE280で取得した温湿度気圧をWeb画面に表示する」というブログ記事を見つけたのでこれを参考に再構築しました。 構築環境は以下のとおりです。 Raspverry Pi モデル:Raspverry Pi odel B Pulus Rev 1.2 OS:Raspbian GNU/Linux 11 (bullseye) Apache:Apache/2 .4.54 (Raspbian) Python:Python 3.9.2 インストール手順のみ記録しておきます。 bme280の計測データ取得 #apt install libapache2-mod-wsgi-py3 #pip3 install wiringpi #pip3 install Flask wiringoi-python-bme280からiringpi-python-bme280-main.zipをダウンロードし/home/xxxに転送します。 #unzip wiringpi-python-bme280-main.zip #cd /home/xxx/wiringpi-python-bme280-main/opt #chmod 755 bme280.py #./bme280.py /var/log/bme280log 配下にYYYYMMDD.logが作成されていればOK. 自動起動の設定 #cd /home/XXX/wiringpi-python-bme280-main/opt # cp -p bme280.py bme280_inc.py lcd1602_inc.py /opt/ # vi /etc/rc.local exit 0 の前に /opt/bme280.py を追加 Web画面へグラフを表示するプログラムの配置 #cd /home/xxx/wiringpi-python-bme280-main # cp html/bme280.html /var/www/html #cp -r js /var/www/html #mkdir /var/www/flask #cp py/app.wsgi /var/www/flask #cp py/app.py /var/www/flask #cp py/getlogdata.py /var/www/flask #chown -R www-data:www-data /vaw/www/html /var/www/flask /var/log/bme280log apacheの設定 #vi /etc/apache2/sites-available/flask_wsgi.conf <VirtualHost *:80> ServerName 192.168.0.XX ServerAdmin 192.168.0.XX DocumentRoot /var/www/html WSGIDaemonProcess app user=www-data group=www-data threads=5 WSGIScriptAlias /flask /var/www/flask/app.wsgi WSGIChunkedRequest On ErrorLog ${APACHE_LOG_DIR}/error.log CustomLog ${APACHE_LOG_DIR}/access.log combined <Directory /var/www/flask/> WSGIProcessGroup app WSGIScriptReloading On Require all granted Options FollowSymLinks AllowOverride All </Directory> </VirtualHost> 設定の反映 #a2ensite flask_wsgi #systemctl restart apache2 http://192.168.0.XX/bme280.htmlにアクセスし画面が表示されればOK。 ![]() |
Raspberry Pi をHTTPSに対応させる |
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2023年2月21日 |
HomeServerをRaspberry Pi 4にアップグレードするついでに、WebサーバーをHTTPSに対応させることにしました。 Let's Encryptのデジタル証明書を自動的にドメイン名と紐づけしてくれるパッケージソフトをインストールします。 #apt install certbot python3-certbot-apache certbotを利用してデジタル証明書を得るには、Apache2が動作している必要があります。また、ルーターのポート変換設定(TCPポート80)が対象とするHomeServerに設定されていることを確認しておきます。インターネット側からHomeServerにポート80でアクセスできないと以下の作業でエラーが出ます。 #certbot --apache 証明書の紐づけにあたり、対話形式で入力を求められるので適宜必要な入力を行います。 入力がうまくいくと、「Congratulations! You have successfully enabled https://xxxx.xxxx」の表示が返ってきます。これで証明書の紐づけは完了です。 HomeServerのWebサイトをhttps://www.xxxx.yyy/とhttps://xxxx.yyy/両方でアクセスできるようにしてあるので、証明書を両者に対応させるため以下のコマンドを実行します。 #certbot certonly --webroot -w /var/www/html -d xxxx.yyy -d www.xxxx.yyy 要求を実行しますか?と聞かれるので E と入力します。 Apache2のHTTPSを有効化し、Apache2を再起動します。 #a2ensite default-ssl #systemctl restart apache2 ルーターのポート変換設定(TCPポート443)をHomeServerに設定します。 これでインタネット側からHTTPSでアクセスできるようになりました。 WiFiをOFFにしたスマホからアクセスし、URLの左側に南京錠のマークが出ればOKです。また、無料のサーバー監視サービスを提供しているCMANのSSLチェック機能を利用すればSSLの正常動作確認ができます。 Let's EncryptのSSL証明書の有効期限は3ヶ月ですが、certbotには自動更新の機能があるので特別なことをする必要はありません。 自動更新機能が正しく動作しているかは、以下のコマンドで確認できます。 #systemctl status certbot.timer |
ホームページアイコンを作成する |
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2023年3月14日 |
まず、アイコンのデザインを作成する必要がありますが、面倒なのでフリーのアイコン素材サイトを利用することにしました。非常に多くのアイコン素材を提供しているICON MONOから気に入った画像をダウンロードすることにしました。 次にダウンロードした画像をホームページアイコン用に変換する必要があります。Favicon.ico & App Icon Generatorというオンラインツールを利用して変換します。 変換したい画像ファイルを選択して変換し、変換されたファイルをダウンロードします。サイズ違いのファイルが多く作成されますが、この中から以下のファイルを選択して保存します。 favicon.ico android-icon-192x192.png apple-icon-180x180.png これらのファイルをホームぺージの index.html ファイルを置くディレクトリー(/var/www/html)に転送します。 次に、 index.html ファイルの最初にある <head> と </head> の間に以下の行を追加します。 <link rel="shortcut icon" href="favicon.ico" type="image/x-icon"> <link rel="apple-touch-icon" href="apple-icon-180x180.png" size="180x180"> <link rel="icon" type="image/png" href="android-icon-192x192.png" size="192x192"> 以上でアイコンが作成されました。ウェブブラウザでアイコンが表示されることを確認します。 |
Let's Encryptから証明書の有効期限切れの通知が届いた |
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2023年5月1日 |
本WebサーバーをHTTPSに対応させるためにLet's Encryptのデジタル証明書を利用していますが、Let's Encryptからその有効期限が切れますという通知メールがきました。メールのタイトルは、「Let's Encrypt certificate expiration notice for domain "tonaru.net"」です。メールの内容を読むと、有効期限が切れるまで19日となっているので証明書の有効期限を更新してくださいとのことです。 最新のLet's Encryptのcertbotには自動更新の機能があるので更新の操作をする必要がないと思っていましたが、念のため手動で更新操作をしてみました。 ![]() certbotから証明書の期限は7月20日まであるので更新できませんでしたと返ってきました。期限が1か月以上あると更新できないからです。 ブラウザの南京錠マークを右クリックして「接続がセキュリティで保護されています」を開き、右上の証明書マークをクリックすると証明書ビューアーが表示されるので、これで確認すると有効期限が7月20日となっています。4月21日に自動更新されていたようです。なにもしなくてよいみたいです。 ![]() |