HAM Radio


MFJ-259B他日本語マニュアル
2018年4月18日
旧サーバにアップしていたMFJ製品の取扱説明書の日本語訳へのアクセスがいまだあるようなので、本サイトでもダウンロードできるよう本サーバにもファイルを保存しておきます。ただし、本日本語訳は個人が私的に利用することを目的に作成したものであり誤訳等があるかもしれませんので自己責任で活用してください。


 ● MFJ-259B  アンテナアナライザー

 ● MFJ-66    ディップメータ アダプター (MFJ-259B用)

 ● MFJ-989D  1.5Kw アンテナチューナー

 ● MFJ-998RT 1.5Kw リモートアンテナチューナー


アマチュア局無線設備変更申請(届出)関係添付資料
2018年4月18日
総務省へ無線設備の変更申請(届出)書を提出した時の各種添付ファイルを保存しておきます。


 ● 付属装置の諸元その1  RTTY、PSK31、アナログSSTVを追加

 ● 付属装置の諸元その2  TNCを使用したRTTY、パケット通信を追加

 ● 付属装置の諸元その3  JT65、FT8、JT4、JT9、T10、QRA64、デジタルSSTVを追加

 ● リニアアンプの動作特性  リニアアンプ FL-2100Z の200W改造

 ● 無線設備の遠隔操作についての適合説明   アイコム RS-BA1を利用した無線設備の遠隔操作

リモートアンテナチューナー MFJ-998RT 故障修理
2018年10月1日
1.5Kwハイパワー・リモートアンテナチューナーMFJ−998RTを利用して6年余りが経過しました。購入した2012年6月当時の為替レートは、1ドルが80円程度であったので、確か米国のネットショップから5万円台で入手できた記憶があります。このアンテナチューナーとクリエート・デザイン(株)のV型ダイポールアンテナ730Vー1Hを組み合わせて快適にHF運用を楽しんできました。ただし、このアンテナチューナーには弱点があり、チューニング時にアンテナ負荷に直列に挿入されるアブソーバー抵抗R212が焼損する事例が多発しているようです。


当方のチューナーも使用開始後3年程度経過してから突然チューニング動作をしなくなりました。設置後3年が経過して始めてチューナーを下ろし、カバーを開けたところ大量の水が出てきました。パッキンで防水されているようですが、隙間から少しずつ雨水が浸入したようです。ケース下部から5cm位水が溜まっており、LCDディスプレーと操作ボタンが配置されている部分が完全に水に浸かっていました。当時、恐る恐る電源SWをONしたところ無事電源が入り、LCD表示が現れました。水に浸かってもLCDディスプレーの機能は大丈夫でした。しかし、ダミーのアンテナを接続してキャリアを注入してもチューニング動作が始まりません。内部を点検してみると、アブソーバ抵抗R212の表面のプラスチックが熔解しているではありませんか。R212を取り外して抵抗値を測定すると無限大になっていました。R212は25オーム15Wの仕様ですが放熱器がついておらず、長時間のチューニング動作による発熱で壊れたようです。そこで、R212を25オーム30Wの抵抗に変更し、さらに銅板を取り付けて放熱効果を高めました。浸水対策として、カバーの下部に直径5mm程度の孔をあけて水抜きできるようにしました。これで無事修復が完了し、その後問題なく使用できていました。




1年ぐらい前から、10W程度のキャリア注入ではチューニング動作が始まらず、パワーをさらに大きくしないとチューニングできない現象が現れていましたが、チューナーを下すのが面倒でそのまま運用していました。9月4日の台風21号の暴風でV型ダイポールアンテナが倒れてしまったので、アンテナの建て替えに合わせてMFJ-998RTも今回点検してみることにしました。


MFJ-998RTの内部に水が溜まっていないか心配でしたが、カバーを外してみると水抜きの穴が機能したのか全く浸水した気配はありませんでした。ただし、一度LCDディスプレーと操作スイッチ部がどっぷりと水に浸かったため、この周辺の錆が目立ちます。チューナーの機能を確認するため、電源を入れてみるとカチッとリレーの動作音がして電源が入りました。しかし、LCDディスプレーに何も表示されません。バックライトは点いているので、コントラストの調整が悪いのかと思い、調整用半固定抵抗器をドライバーで回してみたら頭の部分が取れてしまいました。腐食していたようです。10Kオームの半固定ボリュームを交換し、コントラスト調整をすると部分的に文字が表示されました。やはりLCDも浸水で時間とともに劣化したようです。非常に見づらい状態ですが、取扱説明書の表示例と見比べておおよその判読ができなくもないので、このまま使用することにしました。





アンテナ端子にダミーを接続し、キャリアを注入してもチューニング動作に入りません。どこかが故障しているようです。チューナーの設定を工場出荷状態にリセットしてもNGです。セルフテスト、リレーテストを実施したらすべてPASSと表示されました。どうやらチューナーの心臓部は機能しているようです。基板上の部品を目視点検してみると、過去に取り換えたアブソーバー抵抗R212の表面のプラスチックが熔解していることに気づきました。また、同じ故障が再発したようです。R212を取り外して抵抗値を測定すると25Kオームになっていました。R212を銅板で放熱させるように改造したのですが、使用した銅板の表面に保護用のフィルムが貼ってあり、これを剥がさずに使用したため熱伝導が悪くなっていたようです。幸い、前回の修理でRSコンポーネンツから購入したMP-930が1個余っていたのでこれを活用して交換しました。




再度キャリアを注入してもチューニング動作に入りません。まだ他に問題があるようです。ここで、キャリアを注入してもLCDディスプレーの周波数カウンター表示が変化せずカウントしていないことに気づきました。RF検出部に問題があるようです。このあたりを点検してみると、RF検出部から出ているFWDと記された白色の電線の片方が基板から外れていました。半田付け不良でした。MFJの製品によくある不具合です。半田付けを手直しして、キャリアを注入すると、カチカチとリレー音がしてチューニング動作を始めました。




故障の経緯を推測すると、R212の発熱で徐々に抵抗値が高くなり、キャリア電力を大きくしないとチューニング動作が行われず、さらにR212が発熱し破壊されていったものと思います。同時に、MFJ-989RTを下す時の振動でRF検出部の配線が外れ全くチューニング動作しなくなったのではないかと思います。

デルタループアンテナ設置
2018年10月30日
約7年間使用してきたV型ダイポールアンテナ(クリエート・デザイン(730V-1H)が9月の台風21号で倒れてしまいました。アンテナ本体は大丈夫だったのですが、アンテナマスト(32mmφ)が強風でグニャリと曲がってしまったのです。短波帯の予備アンテナとして、ナガラ電子工業のバーチカルアンテナ(OHM-6510ATE)も設置していますが、バーチカル特有のノイズが多くあまり利用する機会がありません。730V-1Hはよく飛ぶ素晴らしいアンテナだったので、立て直すことも考えたのですが、老齢の身、一人で建てるにはあまりに重く今後のメンテナンスのことも考慮し再利用することをあきらめました。

そこで、以前から興味があったデルタループアンテナをV型ダイポールの代わりに設置することにしました。ループ長17mの18MHz用デルタループアンテナにATUを組み合わせて3.5MHz〜28MHzのマルチバンドアンテナとして利用している局が多数いるようです。九州のアマチュア局の方がデルタループアンテナを受注生産していることを知り、18MHz用デルタループアンテナの製作を依頼しました。約2週間で製作が完了しアンテナが送られてきました。固定局用として肉厚のアルミパイプを使用した頑丈な造りにしてもらいましたが、重さは4.5Kg程度と軽量です。また、このアンテナは釣り竿方式でアンテナエレメントを順に伸ばしていく構造のため、容易に1人で設置することができました。費用も730V-1Hの約3分の1で済みました。




給電点の高さ7mでの共振周波数をアンテナアナライザー(MFJ-259B)にて測定したところ、17.2MHz(SWR1.4)となりました。18MHzで共振させるには、エレメントの長さをさらに短くする必要がありますが、ATU(MFJ-998RT)を用いてインピーダンスマッチングさせるので敢えてこのまま使用することにしました。    3.5MHz帯から28MHz帯までMFJ-998RTでチューニングをしたところSWRは以下のようになりました。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz

 1.8          1.1            1.6           1.6           1.5           1.1            1.4           1.8

チューニング範囲とチューニング精度が高いATU(AH-4やHC-200ATF等)を利用すれば、各バンドともSWRが1.5以下でインピーダンス整合できると思われます。




地上高0.5mに設置したバーチカルアンテナ(OHM-6510ATE+HC-200ATF)と受信レベルを7MHz帯で比較したところ、Sメーターで3程度強く受信できています。

リモートアンテナチューナー LDG RT-600 購入
2018年12月8日
デルタループアンテナにリモートアンテナチューナーMFJ-998RTを取り付けて1ヶ月程運用した後、突然MFJ-998RTが故障してしまいました。チューニング動作は行われるのですが、チューニング完了後にパワーを少しあげると再度チューニング動作を始めてしまうという不具合です。リセットなどで障害が回復するのかもしれませんが、チューナーを地上に降ろしカバーを取り外す必要があります。現在使用しているMFJ-998RTは過去に浸水の履歴があり、トラブルも多いので今回思い切って新しいチューナーを購入することにしました。

MFJ-998RTは、1.5KWハイパワー仕様のため200Wのデジタルモードで長時間連続送信しても安心して使えますが、定価が770ドル(日本円で約8.7万円)と高価です。600W仕様のMFJ-994BRT、またはLDGのRT-600でも200Wのデジタルモードで使えなくもないので、このどちらかを選択することにしました。定価はMFJ-994BRTが400ドル、RT-600が450ドルです。ただし、MFJのリモートチューナーは屋内用と同じ仕様のものを屋外用に流用しているので対候性に不安があります。このため、価格は少し高いが屋外用として設計されたLDGのRT-600を購入することにしました。

RT-600は国内の輸入販売業者で買うと約6万円しますが、米国のネットショップでは400ドル程度(約4.5万円)で販売されています。送料を加えても米国のショップから買った方が少し安くつきそうです。何回か利用したことがあるHam Radio Outletで販売価格を調べたら410ドルで在庫もありだったので、このショップでウェブ注文しました。送料79ドルを加えて合計489ドル(約5.5万円)でした。発送便の種類がUSPSのPriority Mail internationalだったので到着まで11日かかりました。荷物追跡のために、USPSのサイトでTraking Numberとe-mailアドレスを登録しておいたので、逐次Traking情報がメール通知されました。ちなみに、関税と通関料合わせて2,300円だったので、国内で買う価格と大差ありませんでした。




RT-600を使用する前に、まず取扱説明書をよく読む必要があります。ネットでRT-600の日本語取説がないか検索してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。googleで翻訳してみましたが理解不能な箇所がたくさん出てきます。仕方なく自力で翻訳することにしました。翻訳したRT-600取扱説明書を以下に保存しておきます。

● RT-600   600Wリモートアンテナチューナー

リモートアンテナチューナー LDG RT-600 を使ってみた
2018年12月13日
デルタループアンテナと組み合わせて使っていたリモートアンテナチューナーMFJ-998RTが故障したのでこれを取り外し、新しく購入したLDGのチューナーRT-600を設置しました。早速7MHz帯でチューニングしてみたところ、ストンとSWRが落ちました。ところが、チューニングテストをいろいろな周波数で連続して行っていたところ、30分程経ってから正常な動作をしなくなり、最終的には全くチューニングしなくなりました。慌ててチューナーをアンテナマストから降ろし、RT-600のケースを開けて基板を取り出し目視点検をしましたが異常はありません。MFJ-998RTを使用していた時は、アンテナとチューナーのアンテナ端子を銅線で直結していましたが、RT-600にはアンテナ端子として同軸端子しか付いていないので、中継端子代わりにアンテナとチューナーの間に手持ちの1:1バランを挿入しました。これが原因かと思い、バランを分解してみると、やはり内部のコイルが焼け焦げてていました。このバランは、クリエート・デザインのV型ダイポール730V-1に付属していたCB-5M/2Kという型式の耐電力2KWのバランです。アンテナインピーダンスが小さい周波数帯で給電点に大きな電流が流れ、バラン内部のアンテナと並列に接続されているコイルのエナメルが焦げて短絡状態になったようです。

再度、RT-600をアンテナマストに取り付け、今度はアンテナとチューナーを直結してみました。これでチューナーは正常に動作するようになりました。3.5MHz帯から50MHz帯までチューニングしたところSWRは以下のとおりとなりました。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

   2.5          1.3            2.0           1.3           1.0           3.0            1.4           1.5            2.2




RT-600の素晴らしいところは、メモリーチューニング動作が極めて速いところです。一度使用した周波数付近でチューニングをすると瞬時で過去のチューニングデータを呼び出しセットします。また、RT-600の電源を切ると、電源を切る直前のチューニングデータを記憶し、再度電源を入れた時にこのデータを呼び出しセットします。同じ帯域をよく使う場合には便利です。また、バイアスティーRC-600を使用すると強制的にフルチューニング動作をさせることができます。RC-600のTuneボタンを押した状態でキャリアを送信し続け、その後Tuneボタンを開放するとフルチューニング動作を開始します。さらに、100Wの電力でチューニングできるところも利点です。MFJ-998RTは20W以上で長時間チューニングするとアブソーバー抵抗を焼いてしまう恐れがありました。


デルタループアンテナに1:4バランを入れてみた
2018年12月26日
ループ長17mのデルタループにLDGのリモートアンテナチューナーRT-600を付加して3.5MHz〜28MHz帯で利用
できるマルチバンドアンテナシステムを目論んだのですが、RT-600のチューニングレンジでは3.5MHz帯をカバーす
ることができませんでした。このため、アンテナとチューナーの間に 1:4 の不平衡:平衡バランを挿入してみること
にしました。バランは大進無線のDB-200KWを利用しました。DB-200KWは許容入力電力が連続500W、
SSB1KWで、受注生産品となっていましたが即納してもらえました。マストへの取り付け金具は付属していなかっ
たため自作しました。



バランを取り付けてRT-600で3.5MHzから50MHz帯をチューニングしたところ、SWRは以下のようになりました。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

  1.0         1.0            1.1           1.8           1.0           1.4            2.1           1.2            1.2

14MHz帯と24MHz帯を除いて全体的にSWRが低くなりました。DB-200KWの仕様は1.5MHz〜30MHz帯となっ
ていますが、50MHz帯でも使えるようです。ところが、ローバンドでの運用で問題が発生しました。RT-600を50W
程度の電力でチューニングした後、徐々にパワーを上げていくと急にSWRが大きくなりチューニングが外れるという
現象がおきました。3.5MHz帯と7MHz帯では70W付近、10MHz帯では150W付近でこのような現象が現れま
す。14MHz帯以上の周波数では問題が起きません。これは、17m長デルタループアンテナはローバンドでのイン
ピーダンスが極めて小さく、送信出力を大きくしたときにバランのコイルに大きな電流が流れ、フェライトが磁気飽
和するためではないかと思います。

しかしながら、このバランを挿入して大きなメリットもありました。ノイズが劇的に小さくなったことです。メイン機として
使用しているアイコムの無線機IC-775DXUのSメーターで、7MHz帯では常時3〜4のノイズがありましたが、バ
ラン挿入でSメーターがピクリとも動かなくなりました。

1:4バランの改善
2019年1月1日
18MHz用デルタループアンテナに取り付けた大進無線製の1:4バランがローバンドで70W以上の電力で正常に動作しないため、大進無線に相談したところ快くバランの改善を受けていただきました。年末年始の休業日でしたが早々に改善手直ししていただきました。改善前後の写真を添付しておきます。トロイダルコアの巻線が変更されています。
              改善前                          改善後


バランの改善で、3.5MHzと7MHzで最大電力が100Wまで改善されました。100Wを少し超えるとやはりフェライトの磁気飽和のためかSWRが急に大きくなります。10MHzでは150Wから180Wに改善されました。
バラン改善後の各バンドのSWRは以下のようになりました。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

  1.0          1.6           1.2            1.8          1.0            1.6            3.0           1.4            1.2