HAM Radio


MFJ-259B他日本語マニュアル
2018年4月18日
旧サーバにアップしていたMFJ製品の取扱説明書の日本語訳へのアクセスがいまだあるようなので、本サイトでもダウンロードできるよう本サーバにもファイルを保存しておきます。ただし、本日本語訳は個人が私的に利用することを目的に作成したものであり誤訳等があるかもしれませんので自己責任で活用してください。


 ● MFJ-259B     アンテナアナライザー

 ● MFJ-66       ディップメータ アダプター (MFJ-259B用)

 ● MFJ-989D     1.5Kw アンテナチューナー

 ● MFJ-998RT    1.5Kw リモートアンテナチューナー

 ● RT-600           600w リモートアンテナチューナー [ 2018/12/8 追加 ]

 ●  AT-1000ProU  1000w アンテナチューナー [ 2021/2/23 追加 ]


アマチュア局無線設備変更申請(届出)関係添付資料
2018年4月18日
総務省へ無線設備の変更申請(届出)書を提出した時の各種添付ファイルを保存しておきます。


 ● 付属装置の諸元その1  RTTY、PSK31、アナログSSTVを追加

 ● 付属装置の諸元その2  TNCを使用したRTTY、パケット通信を追加

 ● 付属装置の諸元その3  JT65、FT8、JT4、JT9、T10、QRA64、デジタルSSTVを追加

 ● 付属装置の諸元その4  FT4を追加、FT8変調方式の変更 [ 2019/10/25 追加 ]

 ● リニアアンプの動作特性  リニアアンプ FL-2100Z の200W改造

 ● 無線設備の遠隔操作についての適合説明   アイコム RS-BA1を利用した無線設備の遠隔操作

リモートアンテナチューナー MFJ-998RT 故障修理
2018年10月1日
1.5Kwハイパワー・リモートアンテナチューナーMFJ−998RTを利用して6年余りが経過しました。購入した2012年6月当時の為替レートは、1ドルが80円程度であったので、確か米国のネットショップから5万円台で入手できた記憶があります。このアンテナチューナーとクリエート・デザイン(株)のV型ダイポールアンテナ730Vー1Hを組み合わせて快適にHF運用を楽しんできました。ただし、このアンテナチューナーには弱点があり、チューニング時にアンテナ負荷に直列に挿入されるアブソーバー抵抗R212が焼損する事例が多発しているようです。


当方のチューナーも使用開始後3年程度経過してから突然チューニング動作をしなくなりました。設置後3年が経過して始めてチューナーを下ろし、カバーを開けたところ大量の水が出てきました。パッキンで防水されているようですが、隙間から少しずつ雨水が浸入したようです。ケース下部から5cm位水が溜まっており、LCDディスプレーと操作ボタンが配置されている部分が完全に水に浸かっていました。当時、恐る恐る電源SWをONしたところ無事電源が入り、LCD表示が現れました。水に浸かってもLCDディスプレーの機能は大丈夫でした。しかし、ダミーのアンテナを接続してキャリアを注入してもチューニング動作が始まりません。内部を点検してみると、アブソーバ抵抗R212の表面のプラスチックが熔解しているではありませんか。R212を取り外して抵抗値を測定すると無限大になっていました。R212は25オーム15Wの仕様ですが放熱器がついておらず、長時間のチューニング動作による発熱で壊れたようです。そこで、R212を25オーム30Wの抵抗に変更し、さらに銅板を取り付けて放熱効果を高めました。浸水対策として、カバーの下部に直径5mm程度の孔をあけて水抜きできるようにしました。これで無事修復が完了し、その後問題なく使用できていました。




1年ぐらい前から、10W程度のキャリア注入ではチューニング動作が始まらず、パワーをさらに大きくしないとチューニングできない現象が現れていましたが、チューナーを下すのが面倒でそのまま運用していました。9月4日の台風21号の暴風でV型ダイポールアンテナが倒れてしまったので、アンテナの建て替えに合わせてMFJ-998RTも今回点検してみることにしました。


MFJ-998RTの内部に水が溜まっていないか心配でしたが、カバーを外してみると水抜きの穴が機能したのか全く浸水した気配はありませんでした。ただし、一度LCDディスプレーと操作スイッチ部がどっぷりと水に浸かったため、この周辺の錆が目立ちます。チューナーの機能を確認するため、電源を入れてみるとカチッとリレーの動作音がして電源が入りました。しかし、LCDディスプレーに何も表示されません。バックライトは点いているので、コントラストの調整が悪いのかと思い、調整用半固定抵抗器をドライバーで回してみたら頭の部分が取れてしまいました。腐食していたようです。10Kオームの半固定ボリュームを交換し、コントラスト調整をすると部分的に文字が表示されました。やはりLCDも浸水で時間とともに劣化したようです。非常に見づらい状態ですが、取扱説明書の表示例と見比べておおよその判読ができなくもないので、このまま使用することにしました。





アンテナ端子にダミーを接続し、キャリアを注入してもチューニング動作に入りません。どこかが故障しているようです。チューナーの設定を工場出荷状態にリセットしてもNGです。セルフテスト、リレーテストを実施したらすべてPASSと表示されました。どうやらチューナーの心臓部は機能しているようです。基板上の部品を目視点検してみると、過去に取り換えたアブソーバー抵抗R212の表面のプラスチックが熔解していることに気づきました。また、同じ故障が再発したようです。R212を取り外して抵抗値を測定すると25Kオームになっていました。R212を銅板で放熱させるように改造したのですが、使用した銅板の表面に保護用のフィルムが貼ってあり、これを剥がさずに使用したため熱伝導が悪くなっていたようです。幸い、前回の修理でRSコンポーネンツから購入したMP-930が1個余っていたのでこれを活用して交換しました。




再度キャリアを注入してもチューニング動作に入りません。まだ他に問題があるようです。ここで、キャリアを注入してもLCDディスプレーの周波数カウンター表示が変化せずカウントしていないことに気づきました。RF検出部に問題があるようです。このあたりを点検してみると、RF検出部から出ているFWDと記された白色の電線の片方が基板から外れていました。半田付け不良でした。MFJの製品によくある不具合です。半田付けを手直しして、キャリアを注入すると、カチカチとリレー音がしてチューニング動作を始めました。




故障の経緯を推測すると、R212の発熱で徐々に抵抗値が高くなり、キャリア電力を大きくしないとチューニング動作が行われず、さらにR212が発熱し破壊されていったものと思います。同時に、MFJ-989RTを下す時の振動でRF検出部の配線が外れ全くチューニング動作しなくなったのではないかと思います。

デルタループアンテナ設置
2018年10月30日
約7年間使用してきたV型ダイポールアンテナ(クリエート・デザイン(730V-1H)が9月の台風21号で倒れてしまいました。アンテナ本体は大丈夫だったのですが、アンテナマスト(32mmφ)が強風でグニャリと曲がってしまったのです。短波帯の予備アンテナとして、ナガラ電子工業のバーチカルアンテナ(OHM-6510ATE)も設置していますが、バーチカル特有のノイズが多くあまり利用する機会がありません。730V-1Hはよく飛ぶ素晴らしいアンテナだったので、立て直すことも考えたのですが、老齢の身、一人で建てるにはあまりに重く今後のメンテナンスのことも考慮し再利用することをあきらめました。

そこで、以前から興味があったデルタループアンテナをV型ダイポールの代わりに設置することにしました。ループ長17mの18MHz用デルタループアンテナにATUを組み合わせて3.5MHz〜28MHzのマルチバンドアンテナとして利用している局が多数いるようです。九州のアマチュア局の方がデルタループアンテナを受注生産していることを知り、18MHz用デルタループアンテナの製作を依頼しました。約2週間で製作が完了しアンテナが送られてきました。固定局用として肉厚のアルミパイプを使用した頑丈な造りにしてもらいましたが、重さは4.5Kg程度と軽量です。また、このアンテナは釣り竿方式でアンテナエレメントを順に伸ばしていく構造のため、容易に1人で設置することができました。費用も730V-1Hの約3分の1で済みました。




給電点の高さ7mでの共振周波数をアンテナアナライザー(MFJ-259B)にて測定したところ、17.2MHz(SWR1.4)となりました。18MHzで共振させるには、エレメントの長さをさらに短くする必要がありますが、ATU(MFJ-998RT)を用いてインピーダンスマッチングさせるので敢えてこのまま使用することにしました。    3.5MHz帯から28MHz帯までMFJ-998RTでチューニングをしたところSWRは以下のようになりました。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz

 1.8          1.1            1.6           1.6           1.5           1.1            1.4           1.8

チューニング範囲とチューニング精度が高いATU(AH-4やHC-200ATF等)を利用すれば、各バンドともSWRが1.5以下でインピーダンス整合できると思われます。




地上高0.5mに設置したバーチカルアンテナ(OHM-6510ATE+HC-200ATF)と受信レベルを7MHz帯で比較したところ、Sメーターで3程度強く受信できています。

リモートアンテナチューナー LDG RT-600 購入
2018年12月8日
デルタループアンテナにリモートアンテナチューナーMFJ-998RTを取り付けて1ヶ月程運用した後、突然MFJ-998RTが故障してしまいました。チューニング動作は行われるのですが、チューニング完了後にパワーを少しあげると再度チューニング動作を始めてしまうという不具合です。リセットなどで障害が回復するのかもしれませんが、チューナーを地上に降ろしカバーを取り外す必要があります。現在使用しているMFJ-998RTは過去に浸水の履歴があり、トラブルも多いので今回思い切って新しいチューナーを購入することにしました。

MFJ-998RTは、1.5KWハイパワー仕様のため200Wのデジタルモードで長時間連続送信しても安心して使えますが、定価が770ドル(日本円で約8.7万円)と高価です。600W仕様のMFJ-994BRT、またはLDGのRT-600でも200Wのデジタルモードで使えなくもないので、このどちらかを選択することにしました。定価はMFJ-994BRTが400ドル、RT-600が450ドルです。ただし、MFJのリモートチューナーは屋内用と同じ仕様のものを屋外用に流用しているので対候性に不安があります。このため、価格は少し高いが屋外用として設計されたLDGのRT-600を購入することにしました。

RT-600は国内の輸入販売業者で買うと約6万円しますが、米国のネットショップでは400ドル程度(約4.5万円)で販売されています。送料を加えても米国のショップから買った方が少し安くつきそうです。何回か利用したことがあるHam Radio Outletで販売価格を調べたら410ドルで在庫もありだったので、このショップでウェブ注文しました。送料79ドルを加えて合計489ドル(約5.5万円)でした。発送便の種類がUSPSのPriority Mail internationalだったので到着まで11日かかりました。荷物追跡のために、USPSのサイトでTraking Numberとe-mailアドレスを登録しておいたので、逐次Traking情報がメール通知されました。ちなみに、関税と通関料合わせて2,300円だったので、国内で買う価格と大差ありませんでした。




RT-600を使用する前に、まず取扱説明書をよく読む必要があります。ネットでRT-600の日本語取説がないか検索してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。googleで翻訳してみましたが理解不能な箇所がたくさん出てきます。仕方なく自力で翻訳することにしました。翻訳したRT-600取扱説明書を以下に保存しておきます。

● RT-600   600Wリモートアンテナチューナー

リモートアンテナチューナー LDG RT-600 を使ってみた
2018年12月13日
デルタループアンテナと組み合わせて使っていたリモートアンテナチューナーMFJ-998RTが故障したのでこれを取り外し、新しく購入したLDGのチューナーRT-600を設置しました。早速7MHz帯でチューニングしてみたところ、ストンとSWRが落ちました。ところが、チューニングテストをいろいろな周波数で連続して行っていたところ、30分程経ってから正常な動作をしなくなり、最終的には全くチューニングしなくなりました。慌ててチューナーをアンテナマストから降ろし、RT-600のケースを開けて基板を取り出し目視点検をしましたが異常はありません。MFJ-998RTを使用していた時は、アンテナとチューナーのアンテナ端子を銅線で直結していましたが、RT-600にはアンテナ端子として同軸端子しか付いていないので、中継端子代わりにアンテナとチューナーの間に手持ちの1:1バランを挿入しました。これが原因かと思い、バランを分解してみると、やはり内部のコイルが焼け焦げてていました。このバランは、クリエート・デザインのV型ダイポール730V-1に付属していたCB-5M/2Kという型式の耐電力2KWのバランです。アンテナインピーダンスが小さい周波数帯で給電点に大きな電流が流れ、バラン内部のアンテナと並列に接続されているコイルのエナメルが焦げて短絡状態になったようです。

再度、RT-600をアンテナマストに取り付け、今度はアンテナとチューナーを直結してみました。これでチューナーは正常に動作するようになりました。3.5MHz帯から50MHz帯までチューニングしたところSWRは以下のとおりとなりました。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

   2.5          1.3            2.0           1.3           1.0           3.0            1.4           1.5            2.2




RT-600の素晴らしいところは、メモリーチューニング動作が極めて速いところです。一度使用した周波数付近でチューニングをすると瞬時で過去のチューニングデータを呼び出しセットします。また、RT-600の電源を切ると、電源を切る直前のチューニングデータを記憶し、再度電源を入れた時にこのデータを呼び出しセットします。同じ帯域をよく使う場合には便利です。また、バイアスティーRC-600を使用すると強制的にフルチューニング動作をさせることができます。RC-600のTuneボタンを押した状態でキャリアを送信し続け、その後Tuneボタンを開放するとフルチューニング動作を開始します。さらに、100Wの電力でチューニングできるところも利点です。MFJ-998RTは20W以上で長時間チューニングするとアブソーバー抵抗を焼いてしまう恐れがありました。


デルタループアンテナに1:4バランを入れてみた
2018年12月26日
ループ長17mのデルタループにLDGのリモートアンテナチューナーRT-600を付加して3.5MHz〜28MHz帯で利用
できるマルチバンドアンテナシステムを目論んだのですが、RT-600のチューニングレンジでは3.5MHz帯をカバーす
ることができませんでした。このため、アンテナとチューナーの間に 1:4 の不平衡:平衡バランを挿入してみること
にしました。バランは大進無線のDB-200KWを利用しました。DB-200KWは許容入力電力が連続500W、
SSB1KWで、受注生産品となっていましたが即納してもらえました。マストへの取り付け金具は付属していなかっ
たため自作しました。



バランを取り付けてRT-600で3.5MHzから50MHz帯をチューニングしたところ、SWRは以下のようになりました。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

  1.0         1.0            1.1           1.8           1.0           1.4            2.1           1.2            1.2

14MHz帯と24MHz帯を除いて全体的にSWRが低くなりました。DB-200KWの仕様は1.5MHz〜30MHz帯となっ
ていますが、50MHz帯でも使えるようです。ところが、ローバンドでの運用で問題が発生しました。RT-600を50W
程度の電力でチューニングした後、徐々にパワーを上げていくと急にSWRが大きくなりチューニングが外れるという
現象がおきました。3.5MHz帯と7MHz帯では70W付近、10MHz帯では150W付近でこのような現象が現れま
す。14MHz帯以上の周波数では問題が起きません。これは、17m長デルタループアンテナはローバンドでのイン
ピーダンスが極めて小さく、送信出力を大きくしたときにバランのコイルに大きな電流が流れ、フェライトが磁気飽
和するためではないかと思います。

しかしながら、このバランを挿入して大きなメリットもありました。ノイズが劇的に小さくなったことです。メイン機として
使用しているアイコムの無線機IC-775DXUのSメーターで、7MHz帯では常時3〜4のノイズがありましたが、バ
ラン挿入でSメーターがピクリとも動かなくなりました。

1:4バランの耐電力改善
2019年1月1日
18MHz用デルタループアンテナに取り付けた大進無線製の1:4バランがローバンドで70W以上の電力で正常に動作しないため、大進無線に相談したところ快くバランの改善を受けていただきました。年末年始の休業日でしたが早々に改善手直ししていただきました。改善前後の写真を添付しておきます。トロイダルコアの巻線が変更されています。
              改善前                          改善後


バランの改善で、3.5MHzと7MHzで最大電力が100Wまで改善されました。100Wを少し超えるとやはりフェライトの磁気飽和のためかSWRが急に大きくなります。10MHzでは150Wから180Wに改善されました。
バラン改善後の各バンドのSWRは以下のようになりました。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

  1.0          1.6           1.2            1.8          1.0            1.6            3.0           1.4            1.2

5KWハイパワーバランの購入
2019年2月20日
大進無線の1:4バランDB-200KWを耐電力改善してもらいましたが、1週間程度運用したら改善効果がなくなって元の状態に戻ってしまいました。現在のアンテナ設備環境下でデジタルモード連続200W運用できるようなハイパワーバランが入手できないか調べてみたところ、DX-EngineeringのハイパワーバランBAL 200-H11-CTがよさそうでした。大進無線でもこのようなハイパワーバランが特注で製作できないか問い合わせしてみたところ、少々製作期間をみてもらえば試作してみるとのことでしたのでお願いすることにしました。ハイパワーバランの仕様は、50Ω不平衡:200Ω平衡、利用周波数帯域3.5MHz〜30MHz、耐電力Max5KW連続500Wです。
約1ヶ月後に試作が完了したので購入させてもらいました。さすがに5KWバランとなると筐体が随分大きくなり、DX-Engineeringのハイパワーバランと同じぐらいの大きさです。早速、デルタループアンテナとATUの間に設置し使用してみました。ローバンドで200W連続注入しましたがATUは問題なく正常に動作しました。


アンテナマストへの取り付け金具は以下の写真のように自作しました。


1:4バラン交換後RT-600でチューニングした各バンドのSWRは以下のようになりました。残念ながら10MHz帯が使えなくなりました。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

  1.0          1.2           >3            2.0          1.1            1.9            1.4           1.7            1.2

同軸ケーブル内部への浸水
2019年2月27日
18MHz用デルタループアンテナに使用している同軸ケーブル5D2Vに亀裂が入り浸水していることに気づきました。外皮を剥いでみたら亀裂が入ったところから1m以上外部導体の銅網線が変色していました。この同軸ケーブルはV型ダイポールアンテナを使っていた頃からのもので約25年ぐらい経っています。四半世紀を経た同軸ケーブルの外皮は硬化し、少し曲げると亀裂が入りそうな部分があります。紫外線よりも高温にさらされた部分の劣化が大きいようです。エアコンの室外機付近に敷設していた部分の外皮表面にぶつぶつができ固くなっていました。
同軸ケーブルを交換する前後のSWRを測定しましたが、3.5〜50MHz帯において大きな変化はありませんでした。この程度の浸水では伝送特性に大きな影響を及ぼさなかったようです。


RT−600の修理
2019年9月20日
デジタルモード200Wで長時間RT−600を酷使してきたところRT−600の調子が悪くなりました。各バンドでSWRが徐々に高くなり、とうとうチューニングがとれなくなりました。チューニング動作はしているようですがSWRがストンと落ちません。RT−600をアンテナマストから取り外しケースを開けたところ、リアクトルを短絡するためのパワーリレーの中の1つのリレー接点が変色しています。よく観察してみるとリレー接点の接触面が歪んでいるように見えます。どうやらリレー接点がアークで焼けたようです。RT−600のパワーリレーは、OMRONのG2R−1−Eという透明なプラスチックのカバーで覆われているものを利用しているため、リレー接点の状態を容易に観察できます。



同じりリレーがモノタロウにて1個379円で販売されていたので予備を含め5個購入しました。リレーを交換したところ元通り正常に動作するようになりました。各バンドのSWRは以下のようになりました。


3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz 18.10MHz  21.20MHZ  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

  1.0          1.0          >3            1.5         1.0            2.2             1.5           1.0            1.8

RT−600の修理ついでに、以前調子が悪くなり放置しておいたMFJ−998RTも調査してみました。ケースを開けてみたら直ぐに故障個所が見つかりました。プリント基板の一部にススが付着して黒くなっています。どうやらリレーが焼け焦げたようです。追って修復をしてみます。



デジタル通信モード FT4を運用
2019年10月25日
WSJT-X 2.1.0 の正式版がリリースされて約3か月が経ち興味本位でパソコンにインストールしてみました。WSJT-X 2.1.0 から FT4 の正式版が搭載され、 FT8 も変調方式が FSK から GFSK に変更されました。 FT4 はコンテスト用に開発されたようですが、7MHz帯を中心に通常のQSOで使用している局が増えてきました。やはり、 FT8 の半分の通信時間で交信できる点は魅力的です。

早速、総務省電波利用電子申請・届出システムLiteで無線局の変更申請(届)を提出しました。 FT4 の追加と FT8 の変調方式の変更です。約2週間で審査終了の通知がありました。無線局の変更申請(届)に添付した「付属装置の諸元」をここに置いておきます。

RT−600が再度故障
2019年11月11日
9月に修理したRT−600の調子がまた悪くなりました。7MHzと3.5MHzのSWRが高くなりチューニングがとれません。ハイバンドでは問題なくSWRがストンと落ちます。内部リレーの接点が接触不良になっているようです。

アンテナマストからRT−600を降ろしケース内部の基板を取り出そうとしたらケース内に水が溜まっていることに気づきました。前回修理後1ヶ月あまりの間に雨水が浸入したようです。幸い水の量は比較的少なく基板が浸るほどではありませんでした。

基板上のすべてのリレーを目視点検しましたが接点が変色や変形しているようなものは見当たりませんでした。アンテナを繋いでチューニングすると各リレーはガチャガチャと動作しているのでチューニング機能は問題ないようです。そこで、リレー個体の動作確認をしようとDC12ボルトの電源を直接基板のリレーに加えていた時、失敗をしてしまいました。DC12ボルトを基板の配線に間違って触れさせてしまいました。バチっと音がしたので何らかの部品が壊れたかもしれないと思い、目視で探しましたが見た目ではわかりません。チューニング動作をさせてみたら全くリレーが動作しなくなりました。どうやら基板上の半導体を破壊したようです。RT−600の回路図は公開されてないのでこうなるとお手上げです。

修理に米国へ送るとなると送料がかなりかかるので新品を買いなおした方がよさそうです。

昨年購入した Ham Radio Outlet で在庫を確認してみると、$419.95 と昨年より$10高くなっています。7年ほど前に MFJ-998RT を購入した R&L Electronics の価格を調べてみたら $404.89 とHROよりも安価でした。送料もUSPSのPriority Mail Internationalで$69.60とHROよりも$10安価です。このショップで注文したら10日程で配達されました。国内消費税が10%にアップしたためか、課税が2,500円に上がってました。通関料は200円でした。


FTDX101MP WSJT-X、TurboHAMLOG設定
2020年7月30日
30年近く愛用してきたメインのリグであるIC-775DXUが壊れ電波が全く出なくなってしまいました。送信ボタン 
を押してすぐに異音がし異臭が漂いました。受信は正常にできます。送信回路のコンデンサがパンクしたのかも 
しれません。古いリグなのでメーカー修理はもうできません。新型コロナウィルスの流行でステイホームの時間が 
長くなり無線をする時間も多くなったので思い切って新しいリグを購入することにしました。最新式のSDR機であ 
る八重洲無線のFTDX101MPに興味があったのでこれを購入することにしました。


最近のリグは随分進化していて目新しい機能が満載で、使いこなすにはだいぶ時間がかかりそうです。まず最 
初に、よく利用するWSJT-XとTurboHAMLOGが使えるように設定しようとしたのですが、これにだいぶ手間取  
りました。以下に設定した内容を記録しておきます。

(WSJT-X)


WSJT-Xの設定画面を開き、無線機をFT-DX101Dに設定します。CAT制御のシリアルポートをWindowsの 
デバイスマネージャーで割り当てられたポート番号を探します。Enhanced COMと表示があるポートのCOM番 
号が該当の番号です。次にボーレートを38400に設定します。他の設定項目はデフォルトのままです。CAT 
テストのボタンを 押しても直ぐに反応しませんがしばらく待つと色が変わります。

なお、WSJT-Xの画面でQSOが成立していないQSOデータ(RST欄が空白)を誤って送信(QSOをログ(Q)を 
クリック)してしまうと、WSJT-Xを立ち上げた時にエラーが出るようになります。同じく、JT_Linkerを立ち上げた 
時にもエラーが出るようになるので注意が必要です。エラーを消すには、ADIF Masterというフリーソフトをネット 
からダウンロードし、このソフトでwsjt_log.adiファイルを開き該当のQSOデータを削除すればよいようです。

(TurboHAMLOG)

HAMLOGの入力環境設定、リグ接続設定でKENWOOD−1またはKENWOOD−2にチェックを入れ、FT-2000/9000にもチェックを入れます。タイマーコマンドは1以上の値にセットし、拡張機能にチェックを入れます。次に、環境設定、設定5でKENNWOOD-1またはKENWOOD−2のリグと接続にチェックを入れます。KENNWOODの番号は入力環境設定で選択したものと同じにします。COM番号は一番下にあるCOMボタンを押すと利用できるCOMポートが表示されます。目的のCOMポートはEnhanced COMの表示があるポートです。「何らかの原因で使えません」と表示されますが、実際には使えます。ボーレートを38400bpsに設定し、ストップビットを2にします。HAMLOGをいったん終了し再度立ち上げると正常に動作します。

1.8MHz帯バーチカルアンテナ用ローディングコイルの製作
2020年9月28日
今年4月に、1.9MHz帯のバンド拡張と使用できる電波型式の拡大が行われ、バンド内が随分賑やかになってきました。SSBでの運用局も多くなってきたので、1.8MHz帯にQRVすべく3.5MHz帯以上で使用しているバーチカルアンテナに付加する1.8MHz帯用ローディングコイルを製作してみました。

バーチカルアンテナの構成は、CQオームで販売されている全長6.5mのOHM4301ATEと東京ハイパワーのリモートアンテナチューナーHC-200ATFです。この構成では、7MHz以上の周波数帯でないとチューニングがとれなかったので、3.5MHz帯にはインダクタンス19μHのローディングコイルを付加してチューニングをとっています。

今回製作したローディングコイルは、直径40mmの塩ビパイプに自在ブッシュをボンドで固定し、直径1mmのポリウレタン銅線を巻きつけました。50μH程度のインダクタンスがあればチューニングできるのではないかと仮定し、とりあえず90回銅線を巻きつけてみました。結果、インダクタンスを測定したところ58μHでした。

このローディングコイルを取り付けてチューニングをとってみたところなんとSWRが1.84MHzで1.0となりました。調整する手間がなくなりました。早速FT8でCQを出してみたら数局から応答がありました。



1:4ハイパワーバランの性能比較
2021年3月15日
ループ長17mの18MHz用デルタループアンテナとLDGのリモートアンテナチューナーRT-600に、大進無線にて特別に製作してもらった1:4ハイパワーバランDB5K-200の組み合わせで、3.5MHz〜50MHzに約2年間QRVしてきましたが、アンテナシステムの特性が少し変わったのか各バンドのSWRも変化してきました。

以前、何かのついでに購入しておいたハイパワーバランで定評がある DX Engineering の10KWバランBAL-200-H11-CTを保管していることを思い出して、DB5K-200と交換してみることにしました。


バラン交換前後のSWRの測定結果は以下のとおりでした。

(大進無線製バランDB5K-200)

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz  18.10MHz  21.20MHz  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

   1.0          1.5            >3            1.4            1.0          2.1            1.5           1.3           >3

(DX Engeneering製バランBAL-200-H11-CT)

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz  18.10MHz  21.20MHz  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

   1.0          1.0           3.0            1.2            1.1           1.4           1.3            1.5          2.9


特に、7MHz帯の特性では、DB5K-200は7.00MHz付近でSWRが1.0で、それより周波数が大きくなるにつれSWRが大きくなり、7.10MHz以上では1.5を超えていましたが、BAL-200-H11-CTは7.00MHzから7.20MHzまでほぼSWRが1.0でした。


LDG AT−1000ProUをリモートで使う
2021年3月28日
CQオームで購入したバーチカルアンテナOHM4301ATEと東京ハイパワーのリモートアンテナチューナーHC-200ATFの構成で、1.8MHzから50MHzまでQRVできるようにしていますが、HC-200ATFの耐電力がSSB200Wであるためデジタルモードでの運用は100W以下に抑える必要がありました。

デジタルモードで200W運用できるよう、アンテナチューナーをLDGのRT-600に交換しようかと考えましたが、RT-600は製造中止になったようで米国の有名なネットショップでは既に販売されていないようです。

LDGのデスクトップアンテナチューナーのAT-600ProUやAT-1000ProUは、アイコムや八重洲の無線機からリモートチューニングができるようなので、これをアンテナ直下に設置してリモートアンテナチューナーとして使えるか試してみることにしました。

AT-600ProUかAT-1000ProUのどちらにするか迷ったのですが、余裕のあるAT-1000ProUを選択することにしました。米国のネットショップ R&L Electronicsで$490、CheepHamで$480です。$10高いが、いつも利用しているR&L Electronicsから購入することにしました。送料が$80、国内消費税が¥3000でした。


  

屋内用のアンテナチューナーを屋外で使用するためには防水箱に収容する必要がありますが、工事現場などで仮設の分電盤などを収納するのによく使われている未来工業のウオルボックスWB-13AOJがAT-1000ProUにピッタリの大きさでした。

 


同軸コネクターに接続したケーブルがウオルボックスに干渉するため L型変換コネクターを使用し回避しました。アンテナ線は最短距離でバーチカルアンテナに接続できるよう、ウオルボックスの上部に穴をあけて防水処理をしました。

ボックス上部に写っているコイルは、1.8MHz用ローディングコイルです。シーソースイッチはコイルを短絡して他のバンドで運用するためのものです。

 


各バンドにおけるSWRの測定結果は以下のとおりです。

3.56MHz  7.10MHz  10.13MHz  14.18MHz  18.10MHz  21.20MHz  24.90MHz  28.20MHz  50.30MHz

    1.8         1.3           1.3            3.0           1.3            1.4          1.2             1.3            >3

1.8MHz帯では以前製作したローディングコイルを挿入してSWRが1.4でした。

取扱説明書では、ロングワイヤーアンテナを使用する場合はバランを使用するように推奨されています。1:4のバラン等を使用するとSWRがさらに改善されるかもしれません。


なお、AT-1000ProUの取扱説明書を日本語に翻訳したのでここに置いておきます。